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2025.10.09

試作・小ロット加工でお困りの方へ。マスナガ キカイ研究所のFACTORYで利用できるおすすめ機械3選!

サムネ画像

試作・小ロット加工が必要なとき、頼れる場所がすぐに見つからない。そんな経験はありませんか?
特に深夜や休日に部品が急に必要になったり、自社では対応できない加工設備(3Dプリンターやレーザー加工機など)を使いたい場合は、時間もコストも無駄にしがちです。
また、試作品を少量だけ作りたい場合でも、発注先が見つからず困る方も少なくありません。

この記事では、熊本でプロトタイプ制作や小ロットの部品加工に悩むプロのエンジニア・製造業者の方向けに、
マスナガ キカイ研究所の「FACTORY」で利用できる厳選されたおすすめ機械3選
を詳しくご紹介します。
金属加工や板金加工の
持ち込み対応や、高精度な3Dプリンター・レーザー加工設備の活用方法も分かりやすく解説していきます。

 

急ぎの部品加工や試作に強い「マスナガ キカイ研究所」とは

急なトラブルや納期短縮に直面したとき、即日対応できる加工環境があるかどうかで対応力が大きく変わります。
マスナガ キカイ研究所では、FACTORY(プロ向けの機材を多数取り揃えられた作業場)を通じて、深夜や休日でも使える柔軟な環境を整えており急ぎのプロトタイプ制作や部品加工にも強みを発揮しています。

深夜や休日も利用可能な機械加工スペースを完備

「納期までに期間がないのに、作業環境がない」そんなお悩みを抱えたことはありませんか?
マスナガ キカイ研究所のFACTORYは、24時間365日利用可能なセルフ加工環境を整えており、深夜や休日など、一般的な工場が対応できない時間帯でも作業が可能です。急遽必要になった部品や試作品も、納期を待たずに自分のタイミングで製作できます。

また、機材の使用予約や入退室管理はオンラインで完結するため、事前に予約を済ませていれば、スムーズに作業を開始できます。

 

小ロット・多品種・持ち込みにも柔軟対応できる秘密

一般的な加工会社では、少量の依頼や一品ものの製作は敬遠されがちです。しかしFACTORYは特に⾦属加⼯に特化をした機械類を多く取り揃えており、1点ものの試作品や小ロット部品の制作も柔軟に対応できます。金属や樹脂などの材料を持ち込んでの加工も可能で、「自分で材料を選びたい」「今ある部品に手を加えたい」といったニーズにも応えられます。

また、FACTORYでは、複数の加工機を組み合わせて使えるため、多品種少量生産や試作→改良→再試作という反復工程にも最適な環境です。
加工の途中で設計変更があっても、その場で修正・再加工できるため、開発スピードを落とさずに対応できます。

 

FACTORYで注目されるプロ仕様のおすすめ機械3選

FACTORYでは、専門的な加工を可能にする3Dプリンターやレーザー加工機、板金加工機器など、現場で信頼されている本格的な設備を導入しています。ここでは、試作や小ロット生産に活躍する厳選された機械を3つご紹介します。目的に合った設備を選ぶことで、加工の質とスピードが一気に高まります。

カーボン3Dプリンター Markforged X7

カーボン3Dプリンター Markforged X7の写真

使用目的例

  • 治具・ジグ(工作/組立用補助具)
  • 最終使用部品(小ロット)
  • 試作品・機能評価パーツ
  • 軽量構造部材
  • 難燃性/特殊環境用途部品

 

作業手順(簡易フロー)

  1. 3D モデル設計 →アップロード/スライス設定
  2. ベッドレベリング・初層調整
  3. 造形開始 → レイヤーごとのスキャン検査
  4. 後処理/取り外し → 必要に応じて研磨・仕上げ

 

加工時の注意点(使用上・設計上の留意点)

  • 繊維方向・補強設計に注意
  • 温度変化・収縮・反りの管理
  • 接着・ベッド付着性
  • 材料限界・疲労性

 

ハンディレーザー溶接機 BodorWelder 1500

ハンディレーザー溶接機 BodorWelder 1500

BodorWelder 1500は、薄板や複雑形状の金属部品を高精度かつスピーディに溶接できるファイバーレーザー溶接機です。
ロボットアームのように軽やかに操作できるトーチが搭載されており、溶接経験の少ない方でも安定した仕上がりが得られます

使用目的例

  • ステンレス筐体の仮組み・最終溶接
  • アルミ部品の部材接合(手作業では難しい箇所への対応)
  • 試作品の溶接後強度確認用モデル作成

 

作業手順

  1. 加工対象となる金属部品の接合面を脱脂・清掃
  2. ワーク(部材)を溶接台に固定
  3. 材質と板厚に合わせてレーザー出力・波形を設定
  4. トーチを接合線に沿ってスライドさせながら溶接(片手で操作可能)
  5. 溶接後、必要に応じて仕上げ研磨

 

加工時の注意点

  • 火花や煙が出るため、安全メガネと換気設備の使用が必須
  • 鏡面や反射性の高い素材は反射光のリスクがあるため事前確認が必要
  • 長時間連続使用は熱変形を招く恐れがあるため、インターバルを設ける

 

多目的加工に対応する汎用フライス盤 牧野製作所 KGAP-55

多目的加工に対応する汎用フライス盤 牧野製作所 KGAP-55

汎用フライス盤「KGAP-55」は、切削・溝加工・穴あけなど多様な加工に対応可能な機械加工の基本機種です。
CNCとは異なり、オペレーターが操作しながら加工を進めることで、柔軟な対応と微調整が求められる作業にも最適です。
金属加工の持ち込みニーズが多いプロトタイプ制作や試作開発の現場で、今なお活躍し続ける1台です。

使用目的例

  • 金属ブロックへのポケット加工・側面の面取り加工
  • 試作部品の追加工や穴位置の微修正
  • 小ロット治具のベースプレート加工

 

作業手順

  1. 加工図面をもとに、加工手順を段取り(クランプ方法・工具選定など)
  2. ワーク(材料)をバイスなどでしっかりと固定
  3. 切削条件(回転数・送り速度)を設定し、工具をセット
  4. 手動で主軸を動かしながら、切削作業を実施
  5. 完成後、バリ処理や寸法チェックを行い、仕上げ

 

加工時の注意点

  • 加工中の切削音や振動に注意し、異常があればすぐ停止する
  • 切削油の適切な使用で工具の寿命を延ばし、仕上げ面を安定させる
  • ワーク固定が不十分だと寸法ズレが生じるため、初動の段取りを丁寧に行う

 

マスナガ キカイ研究所ならではの強みとは

マスナガ キカイ研究所のFACTORYは、持ち込み対応、セルフ利用、技術支援の柔軟性など、他にはない運用スタイルが特長です。

加工機材がそのまま使える“完全セルフ”環境

マスナガ キカイ研究所のFACTORY最大の特長は、60種以上の本格的な機械や工具がそのまま使えるという点です。
加工依頼ではなく、自分で設備を操作できる「完全セルフ型」だからこそ、
急な案件でも即対応できる柔軟性があります。

例えば、金属加工や板金加工で使われるフライス盤やプレスブレーキ、樹脂加工では3Dプリンターやレーザー加工機に至るまで、予約時間内で自由に操作が可能です。
機械の中には初回講習の受講が必要なものがあり、基本操作に不安がある方も安心してご利用いただけます。
現場感覚で“自分の工場の延長”のように使える場所を探している方にとって即戦力の環境が揃っています。

 

プロトタイプ制作を支える技術サポート体制

完全セルフとはいえ、必要なときにはすぐに相談できる「プロの技術者」が常駐しているのもFACTORYの強みです。
試作や改良の工程では、機械の選定・加工条件の調整・材料の向き不向きなど、現場でしか判断できない要素が数多く存在します。

例えば、3Dプリンターを使用する際に造形不良が起こる原因は、モデルデータの設計ミスやサポート構造の不適切さであることが多いです。
そんなとき、FACTORYのスタッフは、
加工現場に精通した技術者として、「データは問題ないか?設定は適切か?」といった技術的な視点でサポートしてくれます。

困ったときだけ頼れる“外注先ではない仲間”のような存在として、試作現場の生産性向上を後押ししてくれる存在こそが、FACTORYが選ばれる価値になっています

 

FACTORYを利用する前に押さえておくべきポイント

試作品の制作では、データ不備や素材の選定ミスが後のトラブルや追加コストにつながることもあります。スムーズな進行と高品質な仕上がりを実現するために、依頼前に準備すべきポイントや注意点を確認しておきましょう!初めての方でも迷わないよう、具体的なステップでご紹介します。

ファイル形式やデータ準備でつまずかないために

3Dプリンターやレーザー加工を使ったプロトタイプ制作では、出力データの形式や構造に不備があると、作業が止まってしまうこともあります。
特に、STLやSTEPなどの形式で正しく保存されていない3Dデータや、切断ラインが閉じていないベクターデータ(AI・DXFなど)はトラブルの元になりがちです。

以下は、FACTORYでよく使用される代表的なデータ形式です:

3Dプリンター:STL、OBJ、3MF

レーザー加工機 :DXF、AI(Adobe Illustrator形式)

データの準備時のポイント

  • エラーのない出力:不要な面や重複データを除去し、シンプルな形状で保存する
  • サイズ・スケールの確認:データと実寸が一致しているか事前チェック
  • フォントや画像はアウトライン化:Illustratorデータは特に注意が必要

不安な場合は、FACTORYスタッフがデータチェックや軽微な修正のアドバイスも対応可能です。

 

加工に適した素材の選定と在庫の確認方法

使用する素材によって、加工精度・耐久性・コストが大きく変動するため、材料の選定はプロトタイプ制作において非常に重要な要素です。

例えば、レーザー加工でアルミやステンレスを選ぶ場合、厚みや反射率によって出力条件が大きく異なります。

また、3DプリンターではABS樹脂やPLAなど、目的に応じて材料の物性を理解しておく必要があります。

 

FACTORYでは以下のような対応を行っています:

  • 基本的な板材(金属・樹脂)を一部常備
  • 素材の持ち込み可能(PRO-SHOPで調達可能※取り寄せ対応も可能)
  • 事前相談による加工条件の確認が可能

 

材料選定で迷ったときは、以下のような視点で判断するのがおすすめです:

  • 試作か量産か(繰り返し耐久性が必要か)
  • 後工程(塗装・溶接)の有無
  • サイズや曲げ加工の有無

 

FACTORYを活用するための会員登録の流れ

FACTORYは、事前に会員登録を行うことで機材の予約から利用までをスムーズに行えます。

会員になると何ができる?利用料金・予約・機材の自由度

マスナガ キカイ研究所のFACTORYでは、会員登録を行うことで、60種以上の機械・工具を予約し利用することができます
「使いたい時に、使いたい設備を、自分で操作して加工したい」という方にとって、非常に自由度の高い施設です。

会員が利用できる主な機能

  • 24時間いつでもオンライン予約可能
  • 「ドロップイン利用」と「月額契約利用」があり、利用内容に合わせて選べて安心
  • PRO-SHOPで材料・工具の現地調達も可能
  • 自社では扱えない機材も自由に使用可能

 

5分で簡単登録!

マスナガ キカイ研究所の会員登録は、煩雑な書類手続きや長期契約は一切不要

会員にはクレジットカード・電子決済ができる「一般会員」と請求書払いが可能な「掛売会員」がございます。

一般会員の料金表はこちら

掛売会員の料金表はこちら

 

会員になる時に選択をする2つのプラン「PRO-SHOP membership」「FACTORY membership」のうち、
「PRO-SHOP membership」のプランは月額費用が一切不要で、登録さえしておけばいつでも利用ができます。

 

見学や体験も可能!まずは気軽にご相談

「いきなり利用するのは不安」「どんな機械があるのか実際に見たい」
そう感じる方のために、FACTORYでは事前の見学や体験利用も随時受け付けています。

見学・体験でできること

  • 主要機材の操作デモや現場の流れを確認できる。スタッフが使い方の流れや注意点を丁寧に案内します。
  • 自社の加工ニーズに合った機材選定のアドバイスも!どの設備が適しているか、どの程度の加工が可能か確認できます。
  • その場で会員登録の手続きも可能!「見てから決めたい」方にも安心の流れです。

 

お問い合わせはこちら

 

まとめ

マスナガ キカイ研究所のFACTORYは、熊本県益城町でプロトタイプ制作をはじめ、レーザー加工3Dプリンター板金加工などの設備を自由に使えるセルフ環境を整えています。深夜・休日の急な対応や、持ち込みによる金属加工や柔軟な試作にも最適で、コストを抑えつつスピード感のある加工が可能です。

特に重要なのは、プロのエンジニアや製造業者が直面しがちな「時間」「設備」「コスト」の課題を一気に解決できる点です。マスナガ キカイ研究所のFACTORYを活用することで、開発現場に新たな選択肢が生まれます。まずは見学や体験から、ぜひお気軽にご相談ください。

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