KIKAIKEN MEDIA
キカイ研メディア
2026.10.09
ねじ規格の見分け方|メートルねじ・インチねじ・管用ねじ・台形ねじの違いを比較

ねじには、メートルねじやインチねじ、管用ねじ、台形ねじなど、さまざまな規格があります。
一見するとよく似ているねじでも、外径やピッチ、ねじ山の角度、用途などが異なり、基本的に異なる規格同士をそのまま組み合わせることはできません。
特に注意したいのが、
- Mねじとインチねじ
- UNCとUNF
- R・Rc・Rp・G
など、寸法や形状が似ているねじです。
手元のねじを「外径が近いから同じだろう」と判断すると、途中まで入っても締め付けられなかったり、ねじ山を傷めたりすることがあります。
そこで本記事では、主要なねじ規格について、特徴だけでなく見分け方・表記方法・互換性・用途までまとめて解説します。
「このねじは何規格なのか分からない」「RとGは何が違うのか」「Mねじとインチねじをどう見分けるのか」といった疑問がある方は、ぜひ参考にしてください。
ねじ規格は用途で大きく3種類に分けられる
ねじ規格は数多く存在しますが、用途から考えると大きく次の3種類に分けることができます。
締結用ねじ
ボルトやナットなどを使って、部品同士を固定するためのねじです。
代表的なものには、
- メートルねじ(M)
- ユニファイねじ(UNC・UNFなど)
- ウィットねじ
があります。
日本国内の機械や装置ではメートルねじが広く使用されていますが、海外製品や輸入設備ではインチねじが使用されている場合があります。
配管用ねじ
配管や継手、バルブ、流体機器などを接続するためのねじです。
代表的なものには、
- R
- Rc
- Rp
- G
があります。
締結用ねじとは異なり、配管では「接続する」だけでなく、用途によっては気体や液体を漏らさないための耐密性も重要になります。
送り・動力伝達用ねじ
回転運動を直線運動に変換したり、力を伝達したりするためのねじです。
代表的なものには、
- 台形ねじ
- ボールねじ
があります。
一般的なボルト・ナットのように部品を固定することが主目的ではありません。
このように、ねじはまず「何のために使うねじなのか」を確認すると、規格を整理しやすくなります。
主要なねじ規格を一覧で比較
まずは、この記事で扱う主要なねじ規格を比較してみましょう。
| 規格・種類 | 表記 | 主用途 | 単位 | 山角 | 形状 |
|---|---|---|---|---|---|
| メートルねじ | M | 締結 | mm | 60° | 平行 |
| ユニファイ並目ねじ | UNC | 締結 | inch | 60° | 平行 |
| ユニファイ細目ねじ | UNF | 締結 | inch | 60° | 平行 |
| ウィットねじ | Wなど | 締結 | inch | 55° | 平行 |
| 管用テーパおねじ | R | 配管 | inch系の呼び | 55° | テーパ |
| 管用テーパめねじ | Rc | 配管 | inch系の呼び | 55° | テーパ |
| 管用平行めねじ | Rp | 配管 | inch系の呼び | 55° | 平行 |
| 管用平行ねじ | G | 配管・機械的接続 | inch系の呼び | 55° | 平行 |
| 米国管用テーパねじ | NPT | 配管 | inch系の呼び | 60° | テーパ |
| メートル台形ねじ | Tr | 送り・動力伝達 | mm | 30° | 平行 |
※管用ねじの呼びサイズは、実際のねじ外径を直接表すものではありません。
※スマートフォンでは表を左右にスクロールして確認できます。
一般用メートルねじはJIS B 0205系列で規定されており、現在のJISでも有効です。管用平行ねじはJIS B 0202、管用テーパねじはJIS B 0203で規定されています。メートル台形ねじについてもJIS B 0216系列が存在します。
ねじ規格を見分ける5つのポイント
手元にあるねじの規格が分からない場合、外径だけを測って判断するのは危険です。
主に次の5項目を確認します。
1.外径を確認する
最初に確認したいのが、ねじのおねじ側の外径です。
ノギスなどを使用して、ねじ山の最も外側にあたる部分を測定します。
たとえば外径がおよそ10mmなら「M10ではないか」と推測できます。
ただし、外径が似ているインチねじもあるため、外径だけでは規格を確定できません。
次にピッチを確認する必要があります。
2.ピッチまたは山数を確認する
メートルねじでは一般的に、隣り合うねじ山の間隔を「ピッチ」としてmmで表します。
たとえば、
M10×1.5
であれば、呼び径10mm、ピッチ1.5mmのメートルねじです。
一方、インチねじでは、
1インチの長さに何山あるか
を示すTPI(Threads Per Inch)が使用されます。
たとえば、
1/4-20 UNC
なら、呼び径1/4インチで、1インチあたり20山のUNCねじです。
3.ねじ山の角度を確認する
ねじ規格によって、ねじ山の角度も異なります。
代表例は次のとおりです。
- メートルねじ:60°
- ユニファイねじ:60°
- ウィットねじ:55°
- JISの管用ねじ:55°
- メートル台形ねじ:30°
外径やピッチが近くても、ねじ山形状が異なれば同一規格ではありません。
4.平行ねじかテーパねじか確認する
特に管用ねじでは重要です。
平行ねじは、ねじ部の径が基本的に一定です。
一方、テーパねじは先端側が細く、根元側に向かって太くなっています。
RやRcなどはテーパねじです。
GやRpは平行ねじです。
5.図面や部品の表記を確認する
図面や機器本体、仕様書などに規格記号が記載されていれば、最も確実な手掛かりになります。
たとえば、
- M10×1.5
- 1/4-20 UNC
- Rc1/2
- G1/2
- 1/2 NPT
- Tr20×4
などです。
ただし、古い機械や図面ではPT・PF・PSといった旧表記が残っている場合もあるため注意が必要です。
メートルねじとは
メートルねじは、呼び径やピッチをmm単位で表すねじです。
一般用メートルねじはJIS B 0205系列で規定されており、国内の機械・設備・自動車・産業機器など幅広い分野で使用されています。
メートルねじの表記方法
代表的な表記は、
M10×1.5
です。
これは、
- M:メートルねじ
- 10:呼び径10mm
- 1.5:ピッチ1.5mm
を表します。
並目ねじと細目ねじ
同じ呼び径でも、ピッチが異なるねじがあります。
一般的に使用される標準的なピッチを「並目」、それより細かなピッチを「細目」と呼びます。
細目ねじは、同じ長さの中により多くのねじ山が存在するため、用途に応じて使い分けられます。
重要なのは、呼び径が同じでもピッチが違えば組み合わせられないという点です。
たとえば、同じM10でもピッチ1.5mmと1.25mmでは別のねじです。
インチねじとは
インチねじは、呼び径や山数などをインチ基準で表すねじの総称です。
代表的なものとして、
- UNC
- UNF
- ウィットねじ
などがあります。
UNCとは
UNCは「Unified National Coarse」の略で、ユニファイ並目ねじを意味します。
たとえば、
1/4-20 UNC
では、
- 1/4:呼び径
- 20:1インチあたり20山
- UNC:ユニファイ並目ねじ
を表します。
UNFとは
UNFは「Unified National Fine」の略で、ユニファイ細目ねじです。
たとえば1/4インチの場合、
- 1/4-20 UNC
- 1/4-28 UNF
のように山数が異なります。
そのため、同じ1/4インチでもUNCとUNFには互換性がありません。
ウィットねじとは
ウィットねじは、ねじ山角度55°を特徴とするインチ系のねじです。
ユニファイねじは60°であるため、外径や山数が似ていても同一規格とは限りません。
インチねじを判別するときは、外径だけでなく山数とねじ山形状まで確認することが重要です。
管用ねじとは
管用ねじは、管や管継手、流体機器などを接続するためのねじです。
JISでは大きく、
- 管用平行ねじ
- 管用テーパねじ
があります。
JIS B 0202の管用平行ねじは、管・管用部品・液体機器などの接合において、主として機械的結合を目的とするねじに適用されます。
一方、管用テーパねじでは耐密性を目的とした接続に使用されます。
管用ねじを理解するときに重要なのが、R・Rc・Rp・Gの違いです。
R・Rc・Rpねじの違い
R・Rc・Rpは、JIS B 0203で扱われる管用テーパねじ系の記号です。
それぞれ役割が異なります。
| 記号 | 種類 | おねじ・めねじ | 形状 |
|---|---|---|---|
| R | 管用テーパねじ | おねじ | テーパ |
| Rc | 管用テーパねじ | めねじ | テーパ |
| Rp | 管用テーパねじ系 | めねじ | 平行 |
※Rはテーパおねじ、Rcはテーパめねじ、Rpは平行めねじです。
Rpは平行形状ですが、JIS B 0203の管用テーパねじ体系に属します。
Rねじとは
Rは管用テーパおねじです。
先端側が細く、奥に進むにつれて径が大きくなるテーパ形状をしています。
Rcねじとは
Rcは管用テーパめねじです。
RのおねじとRcのめねじを組み合わせることで、ねじ部での耐密性を目的とした接続ができます。
Rpねじとは
Rpは平行めねじです。
ここが混乱しやすいポイントです。
Rpそのものは平行形状ですが、Gねじではなく、管用テーパねじの規格体系に属するめねじです。Rのおねじと組み合わせて使用します。
つまり、
- R:テーパおねじ
- Rc:テーパめねじ
- Rp:平行めねじ
と覚えると整理しやすくなります。
Gねじとは
Gは、JIS B 0202で規定される管用平行ねじです。
RやRcのように先細りしておらず、ねじ径が基本的に一定です。
JIS B 0202では、Gねじは管・管用部品・流体機器などにおいて、機械的結合を主目的とする管用平行ねじとして規定されています。
GねじとR・Rc・Rpの違い
GもRpも「平行ねじ」なので混同されやすいのですが、同じものではありません。
Rpは、Rのおねじと組み合わせるための管用テーパねじ体系の平行めねじです。
一方、GはJIS B 0202に規定される管用平行ねじです。
「どちらも平行だから同じ」と判断しないようにしましょう。
間違えやすいねじ規格を比較
ここまで説明したねじの中には、特に混同しやすい組み合わせがあります。
Mねじとインチねじ
Mねじとインチねじでは、寸法の考え方が異なります。
外径が近い組み合わせもあるため、ノギスによる外径測定だけでは判別できない場合があります。
ピッチまたは山数まで確認しましょう。
UNCとUNF
UNCとUNFは、同じ呼び径でも山数が異なります。
たとえば1/4インチでは、
- 1/4-20 UNC
- 1/4-28 UNF
のようになります。
「1/4だから同じねじ」と判断してはいけません。
RとG
Rはテーパおねじ、Gは平行ねじです。
同じ「1/2」などの呼びが付いていても、用途や接続方法が異なります。
RcとRp
Rcはテーパめねじ、Rpは平行めねじです。
どちらもRのおねじとの組み合わせに関係しますが、めねじ側の形状が異なります。
RとNPT
どちらも管用テーパねじですが、ねじ山角度など規格自体が異なります。
同一規格として扱わないようにしましょう。
なぜG1/2の外径は12.7mmではないのか
管用ねじで特に混乱しやすいのが、
「G1/2なのだから、外径は1/2インチ=12.7mmではないのか?」
という疑問です。
結論からいえば、G1/2の「1/2」は、ねじ外径そのものを表しているわけではありません。
管用ねじのサイズは、配管の呼び径を基準として発展してきた寸法体系です。
そのため、
呼びサイズ=ねじの実測外径
にはなりません。
これはRやRcなどでも同様です。
したがって、管用ねじをノギスで測定した際、
「実測値が1/2インチと違うからG1/2ではない」
と判断するのは誤りです。
管用ねじを判別するときは、
- 外径
- 山数
- 平行・テーパ
- 規格表
を組み合わせて確認する必要があります。
台形ねじとは
台形ねじは、ねじ山の断面が台形になっているねじで、主に送りや動力伝達に使用されます。
一般的なメートルねじが部品同士の締結を主目的とするのに対して、台形ねじは回転運動を直線運動へ変換する用途などに適しています。
メートル台形ねじはJIS B 0216系列で規定されており、JIS B 0216-3では基準寸法が定められています。
台形ねじの表記
たとえば、
Tr20×4
であれば、
- Tr:メートル台形ねじ
- 20:呼び径
- 4:ピッチ
を表します。
台形ねじの主な用途
代表的な用途には、
- ジャッキ
- 工作機械の送り機構
- 昇降装置
- 位置調整機構
- 各種アクチュエータ
などがあります。
台形ねじとボールねじの違い
台形ねじと比較されることが多いのがボールねじです。
両者とも回転運動と直線運動の変換に使用されますが、構造が大きく異なります。
| 項目 | 台形ねじ | ボールねじ |
|---|---|---|
| 接触方式 | すべり接触 | 転がり接触 |
| 構造 | 比較的単純 | ボール循環機構を使用 |
| 効率 | ボールねじより低い | 高い |
| 高精度位置決め | 用途による | 得意 |
| コスト | 比較的抑えやすい | 高くなりやすい |
| 主な用途 | 送り・昇降・締付けなど | CNC・FA・精密位置決めなど |
※台形ねじとボールねじは、どちらも回転運動を直線運動へ変換する用途で使われますが、構造・効率・精度・コストに違いがあります。
どちらが優れているというものではなく、必要な精度、速度、荷重、コストなどによって選択します。
手元のねじ規格が分からないときの調べ方
ここまでの内容をもとに、実際に手元のねじを判別するときの手順を整理します。
1.ノギスで外径を測る
まず、おねじの外径を測定します。
測定値から、
- メートル系か
- インチ系か
- 管用ねじの可能性があるか
候補を絞ります。
ただし、この時点では確定しません。
2.ピッチゲージでピッチを測る
ピッチゲージがあれば、ねじ山の間隔を確認します。
メートルねじならmmピッチ、インチねじならインチ系の山数と照合します。
3.テーパの有無を確認する
配管用と思われる場合は、ねじ径が長手方向に変化しているか確認します。
径が変化していれば、RやNPTなどテーパねじの可能性があります。
一定ならGなどの平行ねじを検討します。
4.規格表と照合する
最後は、
- 外径
- ピッチ・山数
- 山角
- テーパ
- 表記
を規格表と照合します。
精密な加工や検査が必要な場合は、限界ゲージなど適切な検査方法を使用します。
たとえばJIS B 0254では、JIS B 0202に規定される管用平行ねじGの寸法検査に使用する限界ゲージが規定されています。
実例でねじ規格を判別してみる
例1:外径が約10mmのねじ
外径がおよそ10mmだった場合、まずM10が候補になります。
ただし、それだけでは確定できません。
次にピッチを測定し、たとえば1.25mmであれば細目ピッチのM10×1.25の可能性が高くなります。
重要なのは、
「約10mmだからM10」ではなく「外径+ピッチ」で確認すること
です。
例2:外径は約6mmだがM6のナットが入らない
この場合、
- M6とは異なるピッチ
- インチねじ
- ねじ山の損傷
などが考えられます。
無理にM6のナットを締め込まず、ピッチゲージや山数を確認します。
例3:外径約21mmの配管用と思われるねじ
この場合、G1/2やR1/2などが候補になることがあります。
ただし、外径だけではGかRかは判断できません。
ねじ部が、
- 平行ならG系
- テーパならR系
というように、形状まで確認します。
さらに海外製設備の場合はNPTの可能性もあるため、山数やねじ山角度を確認する必要があります。
用途別のねじ規格の選び方
ねじ規格を選ぶ際は、「どの規格が優れているか」ではなく、使用する設備や部品、目的に適した規格を選ぶことが重要です。
一般的な機械部品の締結
国内の一般的な機械・設備であれば、Mねじが広く使用されています。
既存部品と組み合わせる場合は、呼び径だけでなくピッチも確認します。
米国製機械や輸入設備
UNC・UNFなどのユニファイねじが使用されている可能性があります。
外径がメートルねじに近い場合もあるため、Mねじを無理に使用しないよう注意しましょう。
配管・流体機器
R・Rc・Rp・G・NPTなど、用途と規格の確認が特に重要です。
同じ呼びサイズであっても、平行ねじとテーパねじ、JIS系とNPT系を混同してはいけません。
送り機構
台形ねじやボールねじなどを検討します。
負荷、移動速度、精度、バックラッシ、コストなど、要求仕様に合わせた選定が必要です。
ねじ規格を選ぶときの注意点
外径だけで判断しない
外径がほぼ同じでも規格が異なることがあります。
必ずピッチや山数も確認してください。
「少し入る」から適合しているとは限らない
異なる規格同士でも、最初の数山だけ入ってしまう場合があります。
しかし、そのまま工具で締め付けるとねじ山を損傷する可能性があります。
少しでも違和感がある場合は、無理に締め込まないことが重要です。
配管ねじは漏れにも注意する
配管用ねじでは、物理的に締結できるかだけでなく、要求されるシール方法や耐密性まで考える必要があります。
特にRとNPTなど、外観が似た規格を混同しないよう注意してください。
古い図面では旧規格表記に注意する
PT・PF・PSなどの旧表記が残っている場合があります。
現行規格との関係を確認したうえで加工・部品選定を行いましょう。
図面に記載されたねじ表記の読み方
代表的な表記を確認しておきましょう。
M10×1.5
一般用メートルねじです。
- 呼び径:10mm
- ピッチ:1.5mm
を表します。
1/4-20 UNC
ユニファイ並目ねじです。
- 呼び径:1/4インチ
- 山数:1インチあたり20山
- UNC:並目
を表します。
G1/2
管用平行ねじです。
「1/2」は実測外径12.7mmという意味ではなく、管用ねじとしての呼びです。
Rc1/2
管用テーパめねじです。
R1/2のテーパおねじと組み合わせる用途などで使用されます。
Tr20×4
メートル台形ねじです。
- 呼び径:20mm
- ピッチ:4mm
を表します。
ねじ規格に関するよくある質問
Mねじとインチねじに互換性はありますか?
原則としてありません。
外径が近い場合でも、ピッチや山数などが異なります。
無理に締め込むとねじ山を損傷する可能性があるため、外径とピッチの両方を確認してください。
RねじとPTねじは同じですか?
旧JISで使用されていたPTと、現在のR・Rcには対応関係があります。
ただし、検査ゲージの方式などまで完全に同じ扱いではありません。古い図面や既存部品を扱う場合は、要求される規格を確認することが重要です。
GねじとPFねじは同じですか?
PFは旧表記で、現在のGに対応する管用平行ねじです。
ただし、古い図面や設備を扱う際は規格年代や検査条件まで確認するのが安全です。
RとNPTは接続できますか?
互換性のある規格として扱うべきではありません。
どちらもテーパねじですが、ねじ山角度など規格が異なります。
G1/2の外径は12.7mmですか?
いいえ。
管用ねじの「1/2」はねじ外径を直接表す寸法ではありません。
呼びサイズと実際のねじ外径は異なります。
並目と細目はどう選べばよいですか?
既存部品との組み合わせであれば、相手側のねじ規格・ピッチに合わせる必要があります。
まとめ
ねじには、メートルねじ、インチねじ、管用ねじ、台形ねじなど多くの規格があります。
それぞれ名称を暗記するより、
「何に使うねじなのか」
「外径はいくつか」
「ピッチ・山数はいくつか」
「ねじ山の角度は何度か」
「平行かテーパか」
という順番で整理すると、規格を判断しやすくなります。
特に、
- Mねじとインチねじ
- UNCとUNF
- R・Rc・Rp・G
- PT・PF・PSなどの旧表記
は混同しやすいため注意が必要です。
また、「外径が近い」「途中までねじ込める」というだけで互換性があるとは判断できません。
ねじ規格が不明な場合は、ノギスやピッチゲージなどで測定し、規格表と照合することが重要です。
加工を依頼する場合も、規格名だけではなく、呼び径・ピッチ・おねじ/めねじ・長さ・公差などを図面上で明確にしておくことで、規格違いや加工ミスを防ぎやすくなります。
ねじの規格が分からないときは、実物を店舗へお持ちください
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